本大会の由来

戦前の7年制高校で、戦後新制大学になったものに、成蹊、成城、学習院、武蔵等の諸大学があった。これら四大学が毎年1回、四大学競技大会を行ってきて、今年74回を迎えるに至った。この四大学競技大会の一環として、ボート競技が加わったのは昭和37年秋にオープン種目として単なる親睦を目的とした大会が最初であった。その時は隅田川に於いて、 ナックル・フォアで行われた。その後、各大学の関係者の努力によって、昭和39年にボートが正式種目として認められ、ここに第61回三大学対校競漕大会を迎えるに至った。

戦前から漕艇部があった学習院、昭和32年に創立した成城、昭和36年に創立した成蹊とその歴史に差はあるけれども、ボートに対する情熱は同じであり、実力は年々伯仲してきて おり、オアズマンの精神にのっとった立派なレースが展開されることを期待している。

なお、この大会を出発点として、ゆくゆくは武蔵大学を迎えると共に三大学が全日本の覇者となりたいものである。